大相撲モンゴル問題

なんか、最近、「モンゴル人ばかりが大相撲で活躍してて面白くない」みたいきわめて民族主義的な意見が多いわけです。
まー、別にそんなに排斥する必要もないわけです。もともとはほぼ一緒な民族なのですから・・・。

それより気になるのは、日本人全体としてハングリー精神がなくなってきたことです。
それが、日本人力士の不調に影響しているような気がします。

昔は、大相撲のスカウトの常とう句は「相撲に入門すれば、腹いっぱい食べられる」だったそうです。
いまは、別にみんな腹いっぱい食べている人がほとんどなわけです。

相撲以外にもそうなっているんじゃないかなと思います。
新しいことを石にかじりついても、みたないことは学問の世界でも経営の世界でも希薄化しているとすればおそろしいことです。

私が真剣におそれているのは、このままでは中国とかインドに学問でも経済でも追い越されてしまうのではないかということです。

かといって戦後すぐのように焼け野原になればよいというわけではありません。

いままでの財産をしっかり継承しつつ発展させねばなりません。
千代大海をはじめ日本人力士がだらしない」と批判をすることはすぐできるのですが、
なんか、大相撲としての仕組みにも問題があるような気がします。

ほっとくと、日本の大企業でも「頑張って仕事をして出世するのは中国人」みたいな時代が来るのかもしれません。
大相撲を見て、経営者としては危機感を覚え、なんか、やらんといかんのかも知れません。
まー。具体的にどうやれば、社員のやる気がアップするのかが難しいところです。
今日の教訓としては、「大相撲で起こっていることは、企業でも将来起こるかすでに起こっている」ということの指摘にとどめておきます。