「八百長」元・大鳴戸親方

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ということで最近、大相撲における八百長が話題になっています。
昔からいろいろと告発があるのですが、代表的なのがこの96年に出た本。

まー、この、元・大鳴戸親方は昔の横綱北の富士の子分みたいな感じの人だったみたいで(実際、仁侠と同じように盃の儀式もしたそうです・・・)いろいろとその意をくんで八百長のあっせんに奔走したことが書かれています・・・・。

この本の前書きで、マスコミを批判して「協会側にならんかの形で脅しをかけられているのか、相撲界で起こっているモメゴトの真実を書こうとしない」と書いています・・・。

最初にこれを読んだ当時は「自分が八百長やっていてなんて勝手な理屈だ」と思っていましたが、最近は全く同意するものです。

良く最近テレビをみていると「相撲評論家」という肩書の人ができてきます。要するに新聞・テレビなどで大相撲の報道にたずさわった人のようです。
でテレビで「国技として信頼を再びえるために膿を出し切ることが必要」などと立派なことをのたもうています。たしかにその通りでしょう。

しかし、本当に、その相撲評論家たちは、何十年も相撲を取材していて八百長にきずかなかったのでしょうか。知っていて報道せずだまっていたのではないでしょうか。
恒河沙歩譲って、何十年も取材していて本当に知らなかったのだとすれば、表層だけを取材しているまったくとんまなジャーナリストといわざるを得ないでしょう・・・・。
別に八百長はしかたがないと思っているのであれば堂々主張すべきでしょう・・・・。

ということで、八百長なんかやっていないまじめな力士が割をくわないようにしてほしいと思いつつ今日はもう寝ます。