「誠心誠意、嘘をつく」

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ということで、ひさびさの政治ねた。

最近、議会における野次が問題になっています。
昔から野次はあるわけであります。

まー、最近都議会で話題になっているセクハラ野次が言語道断なわけでありますが、最近の報道をみると、野次そのものがいかんというような論調もあるようです・・・・。

まー、最近の国会をみると、野次というと大きな声をだして、たんなる言葉の暴力、言論の妨害といった感じもします。

わが国の国会史上、野次将軍といわれた人は何人かいますが、その筆頭にあげられるのは、この本で取り上げられている三木武吉先生であります。ためしにグーグルで「野次将軍」と検索してみると、一番最初に三木武吉先生がでてきます。自民党の総務会長などを歴任された香川県の生んだ偉大な政治家であります。

三木先生というのは、いろいろとエピソードの絶えない人だったのですが、今回は、愛人問題とか借金問題とかいうのはおいといて、戦時中の話。


東條英機内閣が提出した企業整備法案について党議決定する翼賛政治会代議士会で、中野正剛が翼政会の幹部を指差して「おおよその権力の周囲には、阿諛迎合のお茶坊主ばかりが集まる。これがついには国を亡ぼすにいたる。日本を誤るものは、翼政会の茶坊主どもだ」と発言し、主流派議員が中野を野次った時、にわかに立ち上がり「茶坊主ども、黙れ!」と、野次る議員を黙らせた。」(wikipedia三木武吉」の項より引用
当時は、そもそも東条内閣に反対するのは、命がけだったわけです。中野正剛さんも後に自決します。

どうかんがえても、野次をだまらした、この黙れという発言も正規の発言ではないでしょうから、野次だったのでしょう。

もし、三木先生がいきていたら、いま問題になっているようなくだらない野次に対してどういったでしょうか。

くだらない野次がはびこるのは、気骨と、見識のある政治家がいなからだと思うミラーであります。