東大の数学入試問題を楽しむ

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へろへろと過ごしているため、久々の更新になってしまいました。
2月もそろそろ終わり、大学入学試験のシーズンです。

ということで、数学入試ネタ。

「東大の数学入試問題を楽しむ」という本ですが、「入試問題」と「楽しむ」という取り合わせが新鮮です。
まー、そもそも、昔のあたくしも含めて入試=苦行と思っている人が多いわけです。
この本を読むと、そのような考えが浅薄であったことがわかります。
この長岡先生という方は、駿台でずっと教えていた方で、あたくしが受験生の頃は、旺文社のラジオ講座も出られていました。放送大学の先生をされていたこともあります・・・。
この本では数学の問題の説明も勉強になるのですが、先生の数学や学問というものに対する考えに触れることができます。

「数学の最も効率的な学習は最初の出会いのときに感じた難しさの印象の根拠を正しく理解し、その簡単さが見えなかった己の認識の暗さに気づくこと」
「容易には解の見つからない問題の解を発見しようとする汗みどろの苦闘には、探究することの醍醐味と、思索する者の矜持がある」

己の認識の暗さを自覚し、矜持をもって勉強していきたいミラーでありました。