「英文標準問題精講」

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実は、先週いっぱい仕事上の大けなプロジェクトがあったのですが、おかげさまで一段落しました。心身共に余裕ができたので、久々の更新。これからは、ちょっと頻度を上げてきます。

ということでひさびさの懐かしの参考書シリーズ。
今回は英語です。

有名な原先生の「英標」です。

実は高校生当時のミラーの座右の書でありました。
ミラーのいっていた高校では、各科目とも指定の参考書という制度がありました。英語は、1年が高梨健吉の「英語の構文150」、2年が「基礎英文標準問題精講」、3年がこの「英文標準問題精講」でした。
ちなみに、数学は、すべて青チャートが指定の参考書でした。国語も多分同じような制度があったはずですが覚えていません。あんまり国語はまじめに勉強する気がなかったのでしょうか・・・。

青チャートはいまでも解けますが、英標はいまでは読んでも意味がわかりません。多分、当時は、すらすらと読めていたはずです。英語力の低下がなげかれます。

でもあらためて読んでみると、英語の文章としてもかなりレベルの高い文章がのっています。ミルの自由論も載っています。

「sometimes,unfortunately ,their choice is determined by emotional tests unrelated
to the hero's capacity for ruling」
とかいう文章を見ると、あらためて、本邦の民主政の在り方に思いをいたしてしまいます。

何事も軽薄短小の今、入試問題も変わってしまいました。いまや、入試対策としては、この本はアウトオブデイトかもしれません。悲しいことです。

こういった本で勉強できたことを感謝しつつ今日はもう寝ます。