「強制連行の企業責任」

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ちょっこし疲れ気味のミラーであります。

まー、ただ、相場のほうは若干回復気味でよいことです。

先々週の話。駒場以来の親友であるМ氏からメールが来ました。古庄正先生がお亡くなりになってしまわれたそうです。
古庄先生と私が初めてあったのは、1992年か93年。サークルで主催した五月祭の講演会に来てもらったのが初めてです。そのときのテーマは「強制連行の企業責任」。当時、戦時中の強制連行というと、少なくとも当時は、いわゆる慰安婦問題がフォーカスされていました。まー、私なども、素朴な人道的な怒りは感じていましたが、運動の担い手のなかに、「男対女」というふうに問題をたてる人が多くかったので、ちょっとついていけないと思っていた記憶があります。
 古庄先生は、そのなかで、企業の強制連行責任ということを鋭く問うたわけです。当時の私としてはかなり斬新に思えました。
 そのあと、私もいろいろと運動にもかかわりましたが、先生のような立派な研究者には、あんまり出会わなかったような気がします。運動にかかわりながらも、それに流されることなく、自らの信念に基づいて研究をされていた人でありました。
 もっと生きている間に教えを受けていればと思ったミラーです。
 葬儀にはいけなかったので、先日М氏といっしょに先生のご自宅に線香をあげにいってきました。謹んでご冥福をお祈りしつつ、今日はもう寝ます。