「若者よ マルクスを読もう」
ということで、相場の上では気息奄奄のミラーであります・・・・・。ブログの更新もかなり滞りがちのミラーです・・・・・。
まー、困ったら人間原点に戻る。ひさびさのマルクスネタ。
この本は、内田樹先生と、石川先生という方の共著。
内田先生は、このブログでも何回か出てきましたがミラーのサークル(ないし地下組織)の先輩。石川康宏先生というかたは、どうやら、いわゆる「正統派」のマルクス経済学者のようです。
この石川先生というのは、いわゆる正統派でもかなり話のわかる人のようです。
ひさびさに目からうろこだったのは内田先生のこの言葉。「マルクスを数頁読むだけで、頭の中を一陣の涼風が吹きぬけるような気がする。」「マルクスはぼくの問題を解決してはくれない。けれども、マルクスを読むとぼくは自分の問題を自分の手で解決しなければならないということがわかる」とお書きになっています。
まー、要するに、マルクスっていうのを単に真実を示しているだけでなく、自分の思考の枠組みを再構築するために利用するという考えを内田先生はもっているようです。
たしかに、若かりし頃、毎日マルクスを読んでいましたが、「そうだったのか、うおーーー」みたいなことを毎日感じていました。この本では、「若者よ マルクスを読もう」となっています。まー、私も若者なので、再び、三度マルクスを読んでみようと思ったきょうでした。