「1日1題 現代文」

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だいぶん久々の更新であります。
幸か不幸か仕事のことでかなり頭が占有されてしまっています・・・・。

で、ひさびさのなつかしの参考書シリーズ。本屋でいまでもこのシリーズが売っていることを知ってうれしくなりました。
見開き2ページの問題集で、全部で30題。ひとつきで終わるようになっています。
島崎藤村とか夏目漱石とか小林秀雄とか、現代文の主要な文章にもとづいて出題されています。

一日一題解くことを前提としているらしく、今日のチェックという欄があります。
読解のポイントみたいないことが簡潔にまとまっています。
今から見ても参考になることが書いてあります。
論説文の問題のページでは、「一般論は、作者の主張と対立していることが多い。一般論との相違点をはっきりさせる」とか小説の問題のページでは「現代文の読解は、文章の読解だけではない。ものそのものを知らないと読んだことにはならない」とあります。
至言といえましょう。
驚くべきはこの本の値段で定価291円です。いつまでも、版元の日栄社さんには、こういった良書を高校生に求めやすい値段で出し続けてほしいものであります。