「皇室制度を考える」園部逸夫

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ちょっこし風邪気味のミラーであります。
たまの皇室本。

最近、なぜか週刊誌で皇室に関する記事が目につきます。
まー、おもに女性誌などでは、皇太子妃に対する批判的な記事が目立ちます。もうちっと根本的には国民のなかに、皇位の継承や、皇室の今後の在り方について関心が高まっているようです・・・・。

園部先生というこの本の御著者は行政法の先生で最高裁判事もお勤めになった先生。
皇室典範に関する有識者会議の座長代理も務めておられました。

皇室に関する本というと、それぞれ独自の観点から著者の意見を主張する本が多いような気がしますが、この本は、法律的、歴史的、文化的といろいろな観点から皇室制度について論点を提示している本です。

いわゆる女系継承についても、この本ではすべて考え得る論点が提示されています。皇室に関する議論を整理する意味でも、関心のある人には皇室賛成派であろうが反対派であろうが、右翼であろうが左翼であろうが読んでほしい本です。