「金子みすゞ童謡集・わたしと小鳥とすずと」

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 ちょっこし更新が御無沙汰しているミラーです。
地震が起こったあと、放送局とスポンサーさんの事情でACさんのCMが多く流れていました。オシム監督が出るものとか、あいさつしようというCMとか、階段でおばあさんの手を引くCMとか何パターンかありました。
そのなかでも、
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
 
「ばか」っていうと
「ばか」っていう。
という、金子みすゞさんの詩が流れています。
この詩ではありませんが、昔、T大の国語の入試に金子さんの詩が出ていたことがあるので、そういった方がいることはしっておりましたが、今回のCMをきっかけにあらためて読んでみました。
生命への共感にあふれた大変すばらしい詩が多くあります。
大漁という詩の「いわしのとむらい」ということばに表れているとおり、生きとし生けるものへの愛を感じせしめる詩です。
山川草木悉皆成仏という我が国仏教思想に通じるものを感じます。
 
この本を読んで初めて知りましたが、金子さんは、26歳という若さでこの世をさってしまったそうです。
謹んで哀悼の意を表しつつ今日はもうねます。