「日本歴史講座」

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ということでたまの史学に関する本。

この手の講座本って何回かでていて、たしか、東大出版も2~3回は出しています。
で、この前、古本屋でかってしまったのは、1957年のシリーズ。

古代史から現代史が1巻から7巻で8巻は史学史です。

家永三郎先生が明治期の「啓蒙史学」についてお書きになっています・・・・。

唯物史観史学の成立」について遠山茂樹先生がお書きになっていて、いきなり「前提条件-福本イズムの意義」からお書きになっています。

今日、福本和夫先生といっても、だれもしりませんが、当時は、いやしくも史学史を語るものにとっては所与の前提だったようです・・・(そういえば、最近、福本和夫先生のご子息たる福本邦雄さんが亡くなったと新聞でしりました。ご冥福をお祈りします・・・・)

まー。通してざっと読んだ感想としては、1950年代は、まだ、「歴史の進歩」というものに対して、肯定的な判断があったような感じを受けます。まー、要するに、史学の先生方も「新しい歴史を作ろう」すくなくとも「新しい歴史を作るために学者として貢献しよう」という意気込みがあったような気がします・・・
ということでけふはまう疲れたので寝ます。