「領海警備の法構造」

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ということでたまの法律本。

著者の村上暦造先生という方は長らく海上保安大学校の教授を務められていた先生です。

先生は、もともと海上保安大学校を卒業され、海上保安官として巡視船に乗り組みの公務をされたのち、大阪大学大学院で法律を研究されたそうです。

まー、現在は、不審船問題とかあって、この分野も関心をよんでいますが、先生は昔からこの分野を地道に研究されてきた方のようです。

この分野は、国際法と国内法が交錯する難しい分野だと思います。また、実際の海上保安庁の活動にも大きな影響をあたえるという意味では、まさに四方を海に囲まれた日本にとっては重要な分野のはずです。

海上保安庁というとどうしても「海猿」のように、機動救難士とか、特救隊とかが話題なるのですが(とうぜん、そういった方が立派な公務をしていることはいうまでもありません)、こういった地道な研究をしている方がいることも日本の海の安全を支えていることを改めて知ったミラーであります。