「張本勲 もう一つの人生」

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といふことでたまのスポーツ本。
まー、張本選手というと、3000本以上ヒットを打った立派な野球選手ということと、テレビで「喝っ」といっているというイメージがあります。

なんとなく、在日韓国人だという話は知っていましたが、この本を読むと張本選手のいままでの過酷な人生を知り、涙なくしては読めないものであります。

そもそも張本さんは広島のご出身で被爆をされ、しかも、お姉さまがお亡くなりになってしまったそうです。

いろいろと理不尽な民族的な差別を受けたこともあったようです。

張本さんはいままで被爆者ということを自ら明らかにすることはなかったそうです。
しかし、今の若者が「戦争なんて昔のことで関係ない」というのを聞いて自分たちの世代がちゃんと語らんといかんと思われたそうです。

この本が新日本出版から出ているというのも大きな意味があると思います。

平和のために今の社会に「喝っ」を元気にいれていただきたいと思っているミラーであります。