「テレビの大罪」和田秀樹著

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ということで和田さんの本。
和田さんというと昔から受験界では有名な方です。


で、この本は和田さんがいまのテレビについて批判した本。

和田さんのおっしゃりたいことの核心は以下によくあらわされています。

「「勉強や出世にガツガツするなんてダサい、そんなことより仲間が多いほうがずっと価値がある」という日本の高校生の言い分は、まさにテレビの価値観です。最近でいえば「ごくせん」や「ROOKIES」がいい例でしょう」「金八先生には、まだ勉強を教えようという気概が見られましたが、現代のドラマにそのような良心はありません」

まー、ようするにテレビをとおして、勉強をこつこつすることは格好悪いみたいな価値観を広げていることが問題だとおっしゃっているわけです。

まー、件のごくせんというのは一回みたことがありますが、高校生でありながら、勉強をまったくしない高校生ばかりのクラスがあって、他校の生徒などとケンカをするということを毎回ドラマでやっているわけです。

当然、その時点で、暴行、傷害、脅迫、強要、決闘罪、凶器準備集合などの構成要件に該当しているわけです。

しかし、それを知った某という教師は、警察に通報することもなく、喧嘩のばに赴き、相手方に暴力をふるい自校の生徒を支援するわけです。

それを美化しているわけです。おそろしいことです。

しかも割と夜早い時間にやっているわけですから小学生がそれに影響を受け「ものごとは暴力で解決すればいいんだ」などと誤った社会に対する認識を抱く危険性があるわけです・・・。。

もし、ごくせんが素晴らしいドラマなのであれば、仁義なき戦い文部科学省推薦映画にするべきであります。

福岡県においては、暴力団のことをとりあげる雑誌たとえば、やくざ界のクオリティーマガジンである「実話時代」なども販売自粛要請をだしているのです。

実話時代というのは、どうかんがえてもやくざ屋さんか、それに近しい人しか読まないわけです。

しかし、ごくせんは小学生も見て影響を受けるわけです。

警察の弾圧はよくないと思いますが、有限な電波を使っているテレビというのは、もっと社会的責任をかんがえんといかんという意味でまったく和田先生を支持したいミラーであります。