「ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー」

イメージ 1

ということで、明日は8月15日なので、戦争に関連した本。

ベトナムの王族のクォン・デさんというかたについて書かれた本です。

クォン・デさんというかたは、1906年に日本に亡命。
日本の支援を受けて、当時ベトナムを植民地としていたフランスからの独立をしようとしていたようです。

まー、日本でも、満州国のように傀儡政権を打ち立てるときに利用できると思い、保護していたそうです。

しかし、まー、いろいろと国際、国内の情勢があり、戦前はフランスからの独立は果たせず、戦後になってもクォン・デさんは帰国することができず、1951年貧しく杉並の貸家でおなくなりになったそうです。

まー、結局、日本は大東亜共栄圏とかいう美名のもとに利用できるものは利用し、用がなくなれば捨てるということをやっていたということがこの本で明らかになっています。

あんがい、この手の分野は研究が進んでいないような感じがします。よく、右翼の方は、「日本はアジアの独立運動を支援した」とかいうことをいっています。インドのボースとかよくあげられます。

まー、こういった本を読むと、大東亜共栄圏というものが徹底して、日本のためだけのものだったというのが感得できるのであります。

今日はもう疲れたのでもうねます。