日本捕鯨史話 福本和夫氏

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ということで、くじらの本。
福本和夫さんというとどっかで聞いたことがある人もいるでしょう。
例の「福本イズム」の福本さんです。

戦前の一時期の日本共産党の理論的指導者として知られます。戦後も日本共産党で分派闘争とかをされて活躍されます・・・。

まー、多くの人々は、福本=左翼というシェーマでしかみていないのですが、福本さんはもうちっと幅広い視点で文化というものを俯瞰する視点をもっていました。

江戸時代に日本では、西洋のルネッサンスにも比肩すべき文化的な革命があったという「日本ルネッサンス史論」という本があって、先生の該博な知識と独特の文化論が展開されています。
この本も江戸時代に、日本では、マニュファクチュア的な組織的分業・協業による捕鯨が展開されているということを研究されているものです。

こういった日本の文化を守るためにがんばりたいものです。