「フリーフォール」スティグリッツ

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ということでたまの経済ネタ・・・。

いろいろなんで不況になったのかということを考えさせる本をよんでいます。

スティグリッツさんという方は、まー、ぼくらのころでいうサムエルソンに相当する経済学の基本のテキストを書いていることで有名です・・・。

まー、近代経済学の流れはよくしりませぬが、ケインズの流れをくむ人のようです。

「情報の非対称性」についての業績でいわゆるノーベル経済学賞をとった人で、市場万能主義に対して批判的です。

まー、最近のこういった「不況だ」本の中では、よく、すべての理由を「金融資本の強欲」に結び付ける見解が多いのですが、この本では、そうではなく、規制当局の問題とか、経済学の理論の問題としてとらえています。

残念ながら、これを簡単に要約する経済学力をわたしはもたないのですが、市場万能主義を超えることが大切だということを理論的に力説されています。

まー、市場万能主義というのは、ある程度市場参加者が経済合理性を追求することを前提としているのですが、よのなかには、必ずしも合理的に行動できない経済主体もいて、下手をすると騙されて、食い物にされるということがあるようです。

それこそサブプライムローン問題なんかはその典型なのですが・・・。

「騙されたほうが悪い」(単なる市場万能主義)ではなくて、「騙すやつが悪い」(市場万能主義に対する即自的な批判)でもなくて「騙すやつが出てくる市場の在り方がおかしい」ということをスティグリッツはいいたいのではないでしょうか(全然違うかもしれませんが・・・。)

けふはまう疲れたので寝ます。