「人名用漢字と誤字俗字関係通達の解説」

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この前の「郵便局漢字事件」の続き・・・・。
まー、事件の詳細は以下で確認ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kazuya_kagamihara/31974482.html

で、この本・・・・。

戸籍において使用する漢字についていろいろ法務省民事局から通達が出てい
るのをまとめています。

巻末には、誤字俗字の一覧表とか、苗字でもちいる変体仮名の一覧表とかが
まとめられています。

この本をみると、例の「原」という文字には、5パターンの誤字俗字がある
ことになっています。

当然、当局としては、「原」に一本化しようとしていて、職権で訂正できる
場合とか、告知をすべき場合とか、通達でいろいろ決まっているようです・
・・。

まー、こういった細かい整理が日本の戸籍行政を支えているわけです。戸籍
担当官に敬意を表する次第です。


忘れてはならないのは、出版した日本加除出版様の偉大さです・・・・

校正が大変だったろうなと思います。だいたいここで誤植なんか出したら、

全国の戸籍担当官がそれにしたがい、戸籍の間違いが拡大するわけですから
・・・。
なぜか、奥付に書かれていませんが、印刷屋さんもめんどかったろうなと思
います。
「著者から原稿をデータでもらうから校正なんて適当でええ」と思っている
一部の腐敗堕落した出版人、印刷人にはこの志の高い出版社、印刷屋さんを
みならってほしいものです。