「山田孝雄―共同体の国学の夢」

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ということでたまの言語の本。

山田先生という方は、私にとっては国文法の大家として有名な先生で「山田文法」として知られます。

まー、なんとなく、「言語過程説」との立場の時枝文法を勉強しているひとがまわりには多かったです・・・・。

しかも、山田先生は、国学院の先生とか、皇学館大学の学長などをされていましたし、例の本居宣長の短歌を美化した「桜史」という本も書いているわけですから、わたしからすると右翼った学者という認識しかなかったのです。

まー、たしかに右翼的な思想の持ち主ではあったのですが、山田先生は、苦学力行の士で苦労して、国学の体系を整えようという壮大なロマンをおっていた、文法などはその業績の一端にすぎない、ということを紹介したのがこの本です・・・・。
まー、不勉強を恥じ、今度、桜史もまじめによんでみようと思っております。

ちなみに、ご子孫はみな先生のご遺志を継ぎ、大変な活躍をされ、新明解国語辞典山田忠雄先生、新潮現代国語辞典山田俊雄先生がご子息であります・・・・。

今日は疲れたのでもう寝ます。