「宇高連絡船78年の歩み」

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ということで、ひさびさの鉄道ネタ・・・。といっても、船の話です・・・。

国鉄は、結構、船もやっていました。
津軽海峡冬景色にも「私もひとり 連絡船に乗り」と出てきますが、それはは青函連絡船。ほかにも、門司航路とか、仁堀航路とかいろいろありました。

で、宇野と高松を結んでいたのが宇高連絡船です。

明治43年にできて、昭和63年に廃止されたのです。78年間、四国と本州を結ぶという役割をされたことは歴史の教科書にもちゃんと書いてほしいと思うのであります。

その途中には、昭和30年、死者168名を出した紫雲丸事故など不幸な事故もありました。犠牲になられたかたのご冥福をお祈りします。

この本の著者の方は、実際、国鉄に勤務され、船長もされていた方のようです。飛び込みをされた方の救助とかいろいろな裏話も書いてあって大変勉強になります・・・。

思えば、いま、例の高速道路の関係で瀬戸内海のフェリーが大変苦戦し、路線から撤退する会社もでてきているようです。

たしかに、高速道路があればそれでよいという考えもあるかもしれませんが、四国は海に囲まれているわけです(まー、よく考えてみると日本全体がそうですが・・・。)

まー、もし地震とかになれば、橋や高速道路は壊滅してしまうわけです。
また、船は大変、エコな乗り物なわけです。

ぜひ、海上交通を重視する政策をとってほしいものです。