「民族とネイション」塩川伸明先生

イメージ 1

ということで立派な教官シリーズ。

塩川先生は私が学生の頃は「比較政治論」という講義をされていました。その名のもとにもっぱらソ連について講義されていました。立派な先生です。

まー、最近この本が出たのですが、ナショナリズムということについて正面から問い直されています。

当時先生の授業には(毎回ではないにしろ)でていた記憶があります(ほかに出たいたのはソビエト法くらい・・・という偏向ぶりであります)

先生が講義でおっしゃったことでいまでも覚えていることがあります。

ソ連が悪かったと批判するだけならそれは科学ではない。なぜ、その国家が何十年も続いたのか研究するのが科学なのである」ということです。

その社会科学の本質に対する認識の深さには感じ入る次第です・・・。

たんなる現象の批判に終わらないように頑張りたいものであります・・・。