廣松渉先生「新哲学入門」「今こそマルクスを読み返す」

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ということで今日も酔っ払っているミラーであります・・・。

先日なんか急に哲学について思い出したような気がします・・・。

いまとなっては信じられませんが、大学1年生くらいのときは、真剣に哲学科への進学を考えたこともあります・・・・。

廣松先生の本をはじめて読んだのは岩波新書の「新哲学入門」です。私が高校1年生のときに岩波新書がリニューアルして新赤版というのが出て、その最初に刊行された中の一冊がこの本です・・・。同時に岩波から出た本の中には、大江健三郎氏の「新しい文学のために」があったのですが、当時は読んだでしょうがあんまり記憶がないので、作家になる目は高校生のときからなかったのでしょう・・・。

浪人しているころ、いろいろソ連とか東欧で激動があって、「やっぱり、もう社会主義はあかんのではないか」という意見が一世を風靡したのです・・・・。

そのような逆風下にあってなお廣松先生はこの「今こそマルクスを読み返す」という本を出されたのです・・・。

私が入学したころすでに廣松先生は体を悪くしておられ、あんまり講義はされていなかったようです。もしされていたら科学哲学の講義とかにも潜りこもうと思っておりましたが・・・。

一度、駒場祭で廣松先生の講演を聞いたのが、多分直接話を聞く唯一の機会でありました・・・・。

テーマはたしか「近代の超克」だった記憶があります・・・。
それにしても残念なのはもう5年早く生まれたら、廣松先生から哲学を学ぶことができたのにと思います・・・。

ということで今日はもう寝ます・・・。