「されど われらが日々―」

イメージ 1

ということで、昨日駒場のことを書いてしまった
ので、続き・・・。

まー、駒場を舞台とした小説です。
著者の柴田先生という方はドイツ文学者でわたし
が入学した当時は文学部長をされていました・・
・。

実は、この本をはじめて読んだのは、19の時で
す・・・。駒場学生運動について書かれた本な
ので読んだのであります・・・・。

この本のなかで転向して大手企業に就職し、出世
街道を歩む人が出てきます・・・。
学生時代はそういった人間というのは度し難い野
郎だと思っていました・・・。

別に50になっても60になっても運動を継続し
ていくのが正しいと思っていたのです。

実は、この本図書館から借りてきましたが読んで
いません。自分がいつのまにか、過去の自分の基
準で度し難い野郎になっていることを知らされる
のが怖いというのが正直なところです・・・・・


結局この小説の中で、そのエリート社員は、矛盾
に耐え切れず死を選んでしまったのです。

学生当時は、その心情がわかりませんでしたが、
いまとなっては、その矛盾の何分の1かが理解で
きるような気もします・・・・。

ということで、土日にもうちっと落ち着いたら読
みたいと存じます。