「闘え！ くじら人」
過激な態様において妨害するという事件が起こりました・・・。
ニュースなどでは「エコテロリスト」と呼ばれてもいるようです・・
・。どうしても、私としては、過激派とかテロリストというと反権力
的な観点から好意をいだいてしまうのですが、どうも捕鯨反対運動と
いうのはなんのためにやっているのかわからないので、いろいろと勉
強しようと思って図書館で捕鯨に関する本を探して借りてきた本。
なんか、著者の名前に記憶があると思ったら私の住む区を地盤として
衆議院選挙にでている自民党の前代議士でした・・・。
山際さんという人です。
自民党の代議士というとただひたすら右翼的なことをいっているだけ
かと思えばさにあらず。この方は、南極の鯨類捕獲調査に研究員とし
ていったこともある学者で、鯨の個体数とか環境とかいろいろ説明し
たうえで、いま日本がやっている調査捕鯨は科学的にも国際法的にも
まったく道理にかなったものであることを立証しているのです。
そのうえで、シーシェパードなる団体がたんなる環境団体ではなく、
特殊な政治目的、経済目的をもった団体であることを説明しています
「殺される鯨がかわいそう」という情緒的なメッセージを繰り返し、
資金集めをし、日本をたたくことによって彼らの利害を貫徹している
わけです。
史記の刺客列伝に「士は己を知る者の為に死す」ということばがある
のです。テロリストにはテロリストなりの大義とか義理とかがあって
そういった行為に及ぶわけです。
どうかんがえてもシーシェパードなる団体はテロリストの風上にも置
けない人たちではないかと思うのであります。
