我妻先生「近代法における債権の優越的地位」

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ということで、先般、我妻先生の話を書いたので続き・・・・。
まー、タイトルに先生の主張が込められている本です。

近代法においては、債権のほうが重要だというのです。
やっぱり資本主義において、経済取引が重要なので、物権という静的なものより、債権という動的なものが重要だということでしょうか・・・。

まー、我妻先生というとどうしても鳩山先生の弟子なので概念法学というイメージがある人もいるかもしれませんが、この本をよむと単純にそうともいえないということがわかります。


たしか、マルクスは、商品経済は共同体の内部からではなく、その外側において、共同体と共同体が接触するところから発生するとしていたわけです(なんの本だったか覚えてないけど、資本論とか経済学批判に出てくるんでしょうか・・・・。参照しようにも手元にマルクスエンゲルス全集どころか、岩波の訳もがないことがミラーの思想的堕落腐敗ぶりをあらわしています・・・・)

まー、昔は共同体内部では契約なんていう観念はなかったのでしょう。
我妻先生はこの辺の理論や大塚先生の共同体理論なんかもベースにしてこういった本を書いたのではないかと思うのはミラーだけでしょうか・・・。

今日は疲れたのでもう寝ます。