官僚制

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ということで、たまにウエーバー本・・。

この本は官僚制ということについて分析している本です。

官僚制の特徴をあげているので官僚制に興味のある人はぜひよんでほしいのです。


いまや、我が国では、官僚というとなんとくなく、公金をむさぼる悪人みたいなイメージがありますが、ほんとにそうなのかかんがえたかったのです。

マックス・ウエーバーは、近代官僚制の特徴として、血縁関係によるつながりや感情的な結合なんかではなく、規則に基づいて体系的に配分された役割にしたがって人間の関係が形成されているということをあげたのです。

まー、そういういみでは、封建制なんかよりはよっぽどいいわけです。

また、特徴の一つとしてよく文書主義があげられますが、これも大量の行政事務をさばくにためには必要不可欠なことなのです。

そういう意味では、官僚制というのは民間にもあるし、それこそ前衛政党にもあるものなのです。だからといって悪いわけではないし・・・。

たしかに、官僚制が個人の自由を抑圧する面はあるわけです(それをもウエーバー氏は予見しています)、しかし、官僚制以外に、現代の行政機構を運営するすべはないわけなのです・・・・。

菅氏が財務大臣になって、官僚にはさらに受難の日々がつづくかもしれません。
でも、官僚というのは政治家にやとわれているのではなく、国民にやとわれているのです。国家のために頑張ってほしいものです。