「ハーバードビジネススクール 不幸な人間の製造工場」

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まー、世界的に有名なビジネススクールについての本。実際にそこで学ばれた人が書いてあるので、なかなか赤裸々に書いてあります。
あたくしが、ハーバードが我が国の大学にくらべて違っている(必ずしも優れているわけではない)と思ったのは2点。

1点はケースメソッド。まー、ロースクールだったら判例を与えればある程度いいんですが、ビジネススクールでたとえば、リーダーシップだとかマネジメントとかについてケースを書くのは大変だと思うのです。それをできるというのは、やっぱりなかなかわが国の大学ではできていない点です。

2点目は学生が世界各地から来ること。これって我が国の大学では望むべくもありません。

まー、でも、ほんとに、ハーバードがすぐれているかどうかはわからないわけです。
日本の大学は日本の大学の良いところを伸ばしていけばよいのです・・・。

まー、なんだかんだとアメリカの教育法が優れているんだという議論がありますが、本当にそうなのか、我が国のまずは概念から入る大学教育もすぐれているのではないかと思うのであります。

まー、この本は、ビジネスエリート養成というハーバードの目的がほんとうによいのか、(日本から見ると)外資系の金融などの業界にいく人が多い卒業生が本当に、卒業生は幸せなのか、ということを問い直すような本です。

まー、いくら金をかせいだって、健康や精神を損ねてはしょうがいない、のんびりいきたいと思っているミラーであります。