鳩山首相の元秘書さんが起訴

日本国の行政府の長たる人の元秘書が逮捕されたのである。
しかも、まー、政治資金をあつめる上での法律違反なので、鳩山氏の秘書としての行為で逮捕されたのである。

たしかに、秘書といえども議員本人とは別の人格である。法律的にも、倫理的道徳的にもすべての秘書の行為が議員の責任とはいえない。

たとえば、議員が雇い入れに際し相当の注意を持って調べたけど、実は秘書が変わった性的嗜好をもっていて、電車のなかで東京都迷惑防止条例違反になる行為に及んだ場合である。

しかし、本件はそうではない。

だれがどう考えたって道義的には鳩山首相に責任があるはずである。

心配なのは秘書さんである。昔の竹下首相の青木伊平秘書を思いだすまでもなく、秘書として責任を感じてよからぬことを考えるかもしれない。

検察としては、身柄を確保したほうが良いのではないかと本人のためにも思う次第である。

それにしても、これって昔のリクルート事件にも匹敵する事件ではないだろうか。
まー、鳩山氏は私利私欲からではないといっているが、政治に対する信頼を揺るがしたという意味では同じだ。
そもそも、「やっぱり政治家というのは親が大金持ちじゃないとできない」と思ってしまうのは自分だけだろうか。

これをちゃんと追及できるかどうかで野党自民党の真価がとわれるのではないだろうか。