狼・さそり・大地の牙 「連続企業爆破」35年目の真実

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もと産経新聞の記者であった福井惇さんという方の書いた
本。福井さんという人は産経をやめた後は、帝京大学さん
で教えていたりしたそうです・・・・。

このタイトルだけでは、あんまり詳しくない人はわからな
いかもしれません。

1974年に丸の内の三菱重工爆破事件というのがあった
のです。
その事件の話を中心に、まー当時それを取材した新聞記者
の苦労話というコンセプトの本です。
当時、大道寺氏をはじめとするこの事件の犯人の逮捕は産
経のスクープだったそうです・・・。
まー、産経というメディアの警察との結託ぶりがよくわか
る事態であります。

この本のなかでは、この事件の犯人の辿ってきた道みたい
な記述もあり好感がもてます。

まー、ようするに、みんな当時の既成の党派に絶望したと
いう経験があるわけです。それまで、日本の平和運動とい
うとどうしても原爆=反米という日本を被害者側におく視
点が多かったわけです。しかし、彼らは、日本帝国主義
アジア侵略の悪行ということをちゃんと勉強しているわけ
です。これらの事件を起こした東アジア反日武装戦線の人
たちは朴慶植先生の本なども学習していたそうです。
そのうえで、そういったアジア侵略を実行している組織と
して北海道庁とか間組とか鹿島建設とか三菱重工とか(東大
法文1号館も東アジア反日武装戦線の流れの人に爆破され
ました。彼らからするとわたしなんかも爆破されるべき敵
側の人間ということなのでしょうか・・・)。

方法はさておき、左翼としてアジア人民に対して日本帝国
主義の加害の歴史を忘れてはいかんわけです。

今日は疲れたのでもうねます・・・