戦後死刑囚列伝

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まー、こういう本もあるんだなという本。よく調べてかいてあります。
著者は、村野薫さんとうジャーナリストの方でありますが、立派なのは死刑反対とか、厳罰化とかいうこの手の問題を論じる際、知らず知らずに書きぶりを拘束してしまう視点からまったくフリーにその死刑囚がしたこと、死刑執行まで拘置所でどういう生活を送ったかを事実ベースで記述していることです。
なかなかできる仕事ではありません。

最近、法務大臣が旧社会党になったので、死刑についても執行が停止されるような動きもあるようです。

たしかに、法理論的には、イデオロギー的にはいろいろあるとおもいますが 、その前に、生の事実を知ることも大切です。

賛成、反対を含め、死刑に関心のある人すべてにこの本を読むことを勧めます。