がんばれ特許庁・・・。

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ということで、最近、TBSさんでやっているドラマとして、「官僚たちの夏」というのがあります。
まー、高度経済成長期における当時の通産省の官僚さんの姿を描きだしたものであります。

ドラマでは、佐藤浩市氏が演じているのが主人公風越で、まー、国内産業保護派の重鎮なのであります。
通商重視、自由放任派の巨頭玉木を演じているのが船越英一郎・・・。
まー、両者の対立を軸にして物語が展開します。

まー、原作もあらためて読んでみましたが、小説としては国内産業保護派のほうを美化しているわけです。

同期である二人とも、一時期は左遷されて、外局である特許庁に出されるわけです。当時は、外局というとなんか人生の終着駅みたいな感じでえがかれています。

でもそれでいいんでしょうか。

主人公の風越は特許庁長官に就任したとき「日本の特許法は難解なので勉強する気はない」と言い切るのです。まー、予算獲得などには尽力するのですが・・・。

もし、そのころ(1960年代)、ちゃんと、特許制度を整えておけば、もっと日本が世界の知的財産権をリードできるようになっていたのではないでしょうか・・・。

外局だから、こういった人とか、次官になれなかったからとというのではなく、そのポストに真に熱意を持てる人を任命してほしいものです。