「音大進学・就職塾」茂木大輔先生著

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茂木先生という方は、NHK交響楽団首席オーボエ奏者の傍ら、指揮者としても活躍されている立派な方であります。

なんか、オーケストラの内幕みたいな本を結構書いているのですが、この本は、「バンドジャーナル」(吹奏楽をやってた人は読んだことがあるはずです・・・)に連載していたものを加筆してまとめたもののようです。

ようするに、どうやったら音大にいけるか、そのあとどうやったら音楽のプロとして就職できるかということを書いた本です。

まー、大雑把にまとめると、①がんがん練習せよ。②留学したり、えらい先生に習ったりしてスキルを高めよ。③オーデションをがんがん受けるとともに、人脈を作ったり、こちからからオーケストラにアプローチしたり、要するに自分を売り込め。

ということなのです。


音大にいくような人は、それはもう大変な才能があるわけです。そういう人でさえ、就職は狭き門なわけです。

NHKにんげんドキュメントでも放送されていましたが、数年前、ある放送局を母体とした交響楽団でチューバ奏者の交代があったのです。なんと38年ぶりの募集なわけです。
当然何十人の人が応募します。そのなかにはプロとして活躍している人も多いわけです。
そのなかから当然選ばれるのは1人。

それほど就職は大変なわけなのです。

私が思ったのは、「自分のつきたい仕事がなかなかない」とか「ハローワークにいっても自分にあった求人がない」
といった人にこの本を読んでほしいのです。

音大にいくような天才でさえそうなんですから、普通の失業者は、がんがん自分を高め、がんがん自己アピールするしかないのです。嘆いている間に飛び込みで履歴書をもって会社を回れと思うミラーであります。