借地・借家法

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ひさびさの更新です。
この前、新聞を読んでいると、星野英一先生がお亡くなりになったそうです。
先生は、私が大学に入る頃は、すでに退官されていたので直接教えを受けることは残念ながらありませんでした・・・・。
ただ、私が信濃町の某会社にいるとき先生は、金融法学会の理事長をされており、信濃町の会社は、その学会の学会誌の編集を受託していので、原稿を受け取りにいったり、会議にご足労いただいた記憶はあります。池袋近辺のお住まいにおうかがいしたこともあります。家の中に電動式の立派な書棚があって、やはり学者の先生というのは、本を整理したりするのは大変だなと思った記憶があります。
非常に緻密に校正刷りを直されていたことを思い出します。

あらためて、引っ張り出してきたのが先生のお書きになった「借地・借家法」。
たんなる教科書的に説明にとどまらず、論文を集めたようにすることと目指しつつ、実務にも役立つようにするという2つの相矛盾する目的を達成しようとされた本であります。思えば、こういったかなり技術的な法律を根本から説明することは大変苦労されたことでありましょう。あらためて先生の偉大さがしのばれます。
よく考えてみると、サインでももらっておけばよかったかもしれません。
あらためて先生のご冥福(先生はクリスチャンなのでそういわないかもしれませんが)をお祈りしつつ今日はもう寝ます。