「人間と国家 ある政治学徒の回想」

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ということで、ちょっこし疲れ気味のミラーです。
来週、3日休みをとって、史上最大9連休を志しておりましたが、「大人の事情」で休みをとるのは難しい情勢です・・・・・・・・・。
海外(といっても四国方面)にいこうと思っておりましたが・・・・・。

で、ひさびさの偉いT大教官シリーズ。

坂本先生というのは、国際政治の先生。

先生の幼いころからの随想をまとめたものです。

ひねた見方ですが、岩波新書から自分の回想記をしかも二分冊で出すなんて、坂本先生が、岩波知識人の代表だったということもよくわかります・・・・。

新たな発見は2つ。

坂本先生のお父君は東亜同文書院の先生だったことがあるらしく、坂本先生も幼いころは上海に住んでいらっしゃったそうです。上海事変のときも上海にいて大変だったとのこと。有名な福民病院にも通っていたそうで、その話もでてきます(福民病院については、テストパイロットさんが詳しいのでぜひご覧ください。本も出されています。http://blogs.yahoo.co.jp/south_6475)

もう一点は、坂本先生は、東大紛争のときには、大学側でいろいろ補佐して苦労したようです。
ある団交のとき、休憩時間になると助手共闘が控室みたいなところにつれていってくれて、お茶とかお菓子を出されたそうです。まー、助手というのはいちおう文部教官なわけですから、教授というのは上司になるわけですから、全共闘のなかにいてもいろいろ教授に配慮していたようです。そこにたまたま某防衛隊長がきて「助手共闘はたるんどる」みたいなことをいったそうです・・・・。この話だれかに聞いたことがありますが、その場にいた教官が坂本先生とはしりませんでした。

思えば大学時代、政治学関係の授業にはほとんど出たことがありませんでした。
時間があるとき政治学の勉強もちょっとしてみたいと思っているミラーです。

もう水戸黄門のちゃんばらタイムが終わったのでもう寝ます。