マルクス数学手稿
ということで、ひさびさ数学ネタ・・・・。
まーいろいろあって、数学の勉強についてもちょっと頭うち感があります・・・。
たまたま古本屋さんで発見した本。
マルクスという人名と数学という語が結びつかなかったのですが、よんでみると勉強になります。
微分法、とくに、テイラー展開とかについてマルクスの研究のあとがうかがえます。
「最初に差をとる操作を定立し、ついでこれをふたたび止揚することは、文字どおり無に導く。微分操作の理解において困難な点はことごとく(一般に否定の否定の理解におけるそれと同様に)この操作がこのような簡単な手続といかにして区別されるのか、またそれゆえいかにして実際的な成果に導くのか、を見定めることである。」
と微分について深い見識が述べられています。
よくわからんけど、微分というのは弁証法でいう否定の否定と関連があるようです・・・・。
学生のとき、文庫になっているマルクスの本はほとんど買った(読んだとはちっと違う)のですが、この本を読むのは初めて・・・。
それにしても、経済学・哲学だけでなく、数学にまで研究をすすめていたマルクスの偉大さにあらためて思いをいたし、数学と弁証法の関係についても考察を深めるためには、今度、自然弁証法の本でも読んでみようかなと思っているミラーでした・・・・。