「武道的思考」

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ということで、内田樹先生の本。まー、最近いろいろな本を書いている人で、フランス現代思想とかを研究している人だと思います・・・・。

駒場の学生時代には、
「空手部と軽音研と歴史研究会とマルクス主義研究会」を掛け持ちされていたそうです。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/3949/history.html

ミラーにとっては、2つものサークル(ないし地下組織)の先輩なわけです(とうてい、どのサークルかはいえない・・・。)

実は、内田先生は、合気道を修業されていて、みずから道場を主宰されるほど活動されているのです
立派なことです。

で、いろいろ武道についてお書きになっているのがこの本。

この本にもでてくるのですが、内田先生の合気道における師である多田先生というかたが立派な先生のようです。

この本を読んで伝わってきたのは、先生は、武道ということを根源的な意味においてとらえているということです。

内田先生は、競技として武道をとらえるのではなく、それこそ、生きるためにどうするかという技術の体系としてとらえていることです。

先生が例えとして説明しているのは、アリーナの中でルールに基づいて行われるのが、試合とか競技、武道というのは、そうではなくて、たとえば、いきなり、体育館に怪獣がやってきて生き延びるのための知恵というか、技術の体系が武道だとしておっしゃられています・・・。

まー、学問でいえば、試験と実社会における知的活動の関係みたいなことではないでしょうか・・・・。

試合に勝つことではなくて、武道を歩みたいミラーであります。

けふはまうつかれたのでねます。