「共同幻想論」

イメージ 1

ということで、ちょっこし夏バテのミラーです。
最近は、夜中に3回は目が覚めます。暑くて・・・・。

で、吉本隆明さんの本。
吉本さんという方はもともとは詩人なのですが、いろいろ評論を書いている人です。

この本は、昔の学生運動世代の人はよくよんでいた本で、高校時代これを読んで「国家は幻想だ」ということを読んで衝撃を受けたことがあります。

まー、吉本さんという方は、国家に限らず、前衛党についてもその虚偽性を明らかにした方であります。

吉本さんは、文化人として60年安保闘争に参加。全学連の主流派と連携していろいろ活動をしたそうです。当時の全学連の主流派は共産同でした。ちなみにそのとき、全学連の人たちと吉本さんたち文化人が会議を開いていたのが、東大正門前のルオーだったそうです。
当時吉本さんは前衛党である日本共産党ありさまをみて、前衛党というのは、もういらないんじゃないかということをいったわけです。まー、だから、吉本さんの本をよく読んでいるのは、ノンセクトとか、青いヘルメットの方たちの一部とかだったような気がします。

吉本さんとは逆に、60年安保の敗北を踏まえて、本物の前衛党をつくらんといかんと考えたのが、某K田さんでした。K田さんもルオー会議に出ていたという話を聞いたことがあります。

K田さんもなくなって4年・・・・・・。
前衛党に関しては、はたしてどっちが正しかったのがいまだに答えのでないミラーであります。