「痴漢冤罪の恐怖」

イメージ 1

ということで井上さんという元判事のかたのかかれた本です・・・・。
井上さんという方は、判事だった時代から結構ユニークな論文を発表されていたかたです・・・。
まー、個人について破産免責をあんまり認めるべきでないとか、戦後補償裁判なんかはどうせ時効なんだから事実しらべなんかせずに打ち切って、三行半の判決を書けばいいんだとか、あまり賛成できないものも多かったのですが、この本の論旨には全面賛成です。

いまの痴漢に関する捜査について相当批判的です。

現状は、この本によると女性が「この人痴漢です」というと、大した証拠もなしに、痴漢にされてしまっているわけです。元判事がここまでいっていいのかみたいな捜査や裁判に関する批判が書いてあります・・・・。

まー、痴漢だなんていうことになると、地位も名誉も失われてしまうわけです。ぜひ、慎重な捜査、裁判を望む次第であります。