「法政策学」平井宜雄先生

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ひさびさにT大の偉い先生シリーズ・・・・。

平井先生の番です。1937年うまれなので、すでに退官されて久しいはずです。

たしか、星野先生の利益考量論を批判し、どちらかというと非主流的な感じのただよう人でした・・・・。
当然、授業の記憶はないのですが(というか出た記憶がない)、たしか、私の時は民法第3部(この中身って債権総論と担保物権法でしたっけ。それは2部だったかもしれません・・・。)の講義をされてました。

まー、法政策学というのは当時から先生は研究をされていたのですが、当時の私は、「どうせ、官僚や政治家になるやつ用の学問だろう」と思い、まったく勉強していませんでした・・・。

最近になって、いろいろ考えもかわり、まー、いろいろ法律を勉強するなかでそういったものを勉強することも大事だろうとおもい、かつブログのネタになるだろうという淫靡な心もありつつ勉強してみようと思い図書館で借りてきました。

当然のことながら平井先生は官僚たちのちょこまかした技術論や政治家たちの腐敗した妥協の産物といういみで法政策を論じていないわけであります。

「法令作成作業に携わる者は常に少数にならざるをえないとしても、その作業の結果は、広い範囲に影響を与えるものであり、したがって、その利害に影響を与える社会各層が法令作成作業を分析し、批判し、かつ対策や代替案を提出するように試みることは、当該利害関係者だけでなく、一般的法令作成能力を高めるためにも、制度を改善していくために、きわめて重要である」

あまりにも深いお言葉であります。

こういうのって別に官僚とかに限らず市民にとって必要な学問なのでしょう・・・・。

ということで今日は疲れたのでまう寝ます・・・。