「海も暮れきる」吉村昭先生

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吉村先生という方は立派な小説家の先生です。いままでの人生のなかで一番感銘を受けたのが吉村先生の「戦艦武蔵」です・・・。なんかたんたんとファクトに基づいて物語を描く人です。

ということで、この本は俳人の尾崎放哉先生のことを書いた本です・・・。

尾崎先生の俳句で一番すきなのは、昔中学校のときならった「咳をしても一人」です・・・・。

尾崎先生は小豆島で人生を終えられるのです・・・。
そのころの尾崎先生の話を書いたのがこの本・・・。

尾崎先生というかたは1885年生まれで、当時のT京帝国大学法科大学をご卒業され、一時は保険会社の支配人までになった人です。

まー、本来はちょーエリートコースの方ですが、なんか人をぼろぼろに批判してしまう癖があったようです・・・・。
しかも酒癖が異常に悪かったようです・・・。

大学の先輩でもあるし、性格も似ているようですごく共感できます・・・・。

何度か小豆島にはいったことがありますが、一度、尾崎先生のなくなった地を訪れたいものであります