モラトリアム・・・。

ということで亀井静香氏が金融担当大臣になったのである。
まー、亀井大臣という方は、筋をとおす立派な人であることはいうまでもない。
亀井大臣が提唱されている政策としてモラトリアムがあるのである。要するに返済に苦しむ中小企業の銀行などへの借入返済を猶予しようということらしい。

亀井大臣としては、全く善意でいっているのであろうが、それゆえに困ったことである。

だれがどう考えたって、銀行としては貸しても返済が猶予されてしばらく返ってこないわけだから、だったら貸すのをやめようと思うのは当然である。まー、海外に投資するとか、なんか他のところに金がまわるだけである。

そもそも、日本国民は、財産権を保障されているのである。憲法の29条に書いている。

なんで、国の一方的な立法で財産権である銀行の貸出債権が制約を受けねばならないのか。許しがたきことである。

お国のためにつくせというのだったら、戦時中の徴発とか、成田空港の土地収用とかわらないわけである。

まー、亀井大臣にはぜひ考えなおしてほしいのである。

銀行が貸し渋りをしないように、市中に資金がまわるようにすることが金融担当大臣の仕事だと思うがいかがであろうか。

ということで、昨日の飲み過ぎで今日は具合が悪いのでもうねます。