「自動車の社会的費用」

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ということで珍しく経済本・・・。しかも、いわゆる近代経済学の立場の学者の本です。

宇沢先生というと経済学部では有名な先生で、いわゆるノーベル経済学賞を日本人でとるとすれば、この人といわれているそうです。

さて、この本は、1974年に初版が発行されております。
先生がおっしゃりたいこととしては、ようするに自動車というものの増加によって、事故が起こったり、公害が発生したり、犯罪が増えたり、そもそも道路を作るのに資金がかかったり、いろいろと社会的なコストがかかる、しかし、そのコストの多くを自動車利用者は税金として払ってない(というか、彼らが払った以上の税金が投入されている)ということをおっしゃっているのです。

まー、なんか、自動車についてそこまで敵視する理由があるのかと思うくらい自動車について批判をしております。
まー、最近は引退されているのですが、いまのガソリン減税やら高速道路無料化については、どう思われているのでしょうか。

先生ご自身は、自動車に乗らないので毎日ジョギングで大学に来ていたというのは有名な話でありました。