「司法官僚」

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こういった裁判所内幕ものって結構最近でているような気
がします。
だいたい、ジャーナリズム関係の人がいろいろと内幕を書
くというのが多いようです・・・。

「裁判官は社会常識がない」とか「裁判官にもいろいろと
統制がある」とかそういった論調が多いようです・・・。
しかし、この本は、いままでなかった本のような気がしま
す。著者の新藤氏は、行政学の先生です。

思えば行政学の観点から裁判所を解析するっていう本って
いままで読んだことがありません(たぶんミラーが不勉強な
だけかもしれませんが、行政学のテーマとしては司法行政
ってマイナーなのは確かだと思う・・・)。

ちゃんと、行政学的に司法行政の問題を論じた珍しい本なのです・・・。
まー、司法に関心のある人には一読を勧めます。
一応いっておきますが、途中「法制審議会」を「法制度審議会」
としている誤植がありますが(50頁最後から1行目)、こうい
ったのは、新藤氏の責任ではなくて、岩波の恥なのであります。
まー、一刷だからしょうがないかとは思いますが・・・。
仮にも六法を出してる会社なんだからちゃんと校正やったほう
がよいとは思いますが・・・。

今日は疲れたのでもう寝ます・・・。