JR西日本・・・。

ということで、2005年の福知山線脱線事故JR西日本の社長が在宅起訴になりました。まー、こういった事故については、トップの責任が大きいわけなので、それは当然でありますが、個人に罪を着せても再発の防止にはならんような気がします。

世の中にはいろんな見方がありますので、「分割民営化になってから利益優先で事故が起こっている」という立場の人もいるわけです。
また、「現場の労働者がたるんどる」みたいな見方もあるかもしれません。
たしかにそれぞれ、見解として成り立つのかもしれませんが、根本原因はなんなのかと考えてしまいます。

国鉄時代にも大きな事故が何回もあったわけです。そのたびに、やはり、安全を追求するということは労働組合の大きな闘争課題だったわけです。

東日本会社と、東海、西日本では、大きく労働組合に対する政策というか、もっというとある団体に関する姿勢が違っているわけです。
東日本はまー、ある団体とそれなりに協調しながら、やっていこうという姿勢なのです(最近はそうでもない)。東海と西日本はある団体を徹底的に排除しようという姿勢なわけです。それによって分裂した組合間でいろいろと闘いがあるわけです。
いろいろ話を聞くと、福知山線の事故でも車掌さんと運転士さんで所属する組合が違っていたようです。

こういったことも事件に影を落としているのではないかと思うのです。

組合側からすると、仲間が、そして旅客がなくなっているわけです。まー、いろいろと政治的な立場はとりあえず置いといて、安全ということで共闘ができないもんかと思います。

乗ってる乗客からすると、運転士さんがどこの組合だろうが関係ないわけです。

最後に事故で亡くなられた方のご冥福と、けがをされた方の一日も早い回復を祈るものであります。