議員世襲問題

いま我が国与野党では、次回選挙公約に「世襲禁止を入れよう」みたい

な議論で盛り上がっているのである。

いくらなんでも法律で禁止するわけにはいかないだろう。議員の息子だって参政権があるんだから立候補するのは自由である。
いまの議論は、各政党で、たとえば、親と同じ選挙区から息子が出るのを禁止しようということだろう。

もし、自分が国会議員の息子だったら党公認がなくとも無所属で立候補するだろう。世襲の無所属候補のほうが、党公認の候補より強いかもしれない。

まあー、世襲が多いのというのは政界への新規参入がすくないからだ。
その原因がなんかあるはずだ。

テレビなんかでは「政治家というのは、子孫につがせたいほど、魅力的な仕事である」という感じで議論が進んでいるが本当にそうなのか。
ひょっとしたら、「身内ぐらいしか新規にはじめる人のない魅力のない商売」なのかもしれない。ひょっとしたら農業みたいに保護が必要かもしれない。

なんか、政治家になりたいという人には、政党がもっと補助を出すとか、そういうことでもやったらどうか。(いまでも公募とかやってるとは思うが・・)

だいたい、世襲しようと思って失敗した人だっているだろう。
たとえば、竹下首相というの方の娘婿の内藤さんという方がいて、選挙に出たが落選して、議員にはなれなかったのである。
(その人の息子がいま芸能人として活躍している)

要は、選挙に当選するかどうか。世襲だって落選する人はいる。
やっぱり民主主義の審判にゆだねるというのがよいのではなかろうか。