たまに心理ねた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090406-00000072-mai-soci
ようするに臨床心理士という資格があって食えなくて困っているらし
い。
よくわからんが、仕事をかけもちせんといかんらしい。
そりゃー、大変だ。
だからといって、給料をあげればよいという単純な話ではない。
なんとなく新聞各紙は、「専門性が高い仕事なんだからもっと評価し
てよい」みたいな感じでかいているのが多少ひっかかる。
まー、はっきりいって、臨床心理士への道を選んだ人は、「とっても
そんなに仕事がない」。というのは認識していたはずである。だから
私は、臨床心理士になろうという人は、別に仕事がなくとも、ボラ
ンティア的なことで知識をいかそうという天使のような人か、あるい
は、いまは、仕事がないかもしれないが、新しい分野を切り開きちゃ
んと収入を確保できるようにしようという起業家精神に富んだ人どち
らかだと思っていたのである。

わかりよく弁護士の世界でたとえていえば、「修習をおわって、弁護
士になった。仕事は、国選弁護人や管財人の補佐とかがたまにまわっ
てくるぐらいだ。食えなくて困っている」、といっているに等しい。
もし身近にそんな弁護士がいたら、「営業をしろ」「中小企業を回っ
て名刺をばらまけ」とみんないうに違いない。

それとも臨床心理士というのは、なんか崇高な資格なんで、行政の仕
事だけで生活を保障させないといけないような国民的義務があるのか
といいたい。

勘違いしないでほしいが、臨床心理士というものの社会的価値を否定
しているのではない。多くの方が、高い専門的知識と社会への貢献意
識をもって仕事をしているのだと思う。

しかも、この仕事に対する社会の需要はあるはず。心に問題を抱えて
いる人は多いわけである。
しかし、多くの人は、臨床心理士さんのお世話になっていない。存在
をしらんからだろう。

別にスクールカウンセラーや病院の仕事ばっかりが臨床心理士の仕事
ではなかろう。

給料が安いという前になんか工夫したほうがよいのではないか。

誤解のないようにいっておくが、団結して、地位の向上を要求することは
断固支持である。
しかし、それと同時にみずからの職業の地位をたかめるとりくみも
必要だといいたいのである。