あー。メンタルヘルス検定

こんばんわ。
ということで、今日はメンタルヘルス検定の日。
あさ8時ころから受験にいってまいりました。
会場は、横浜駅ちかくの専門学校。
会場は30名くらい入る教室で、思いのほか男性しかも中高年が多い
感じがします。ざっとみて、おじさん6割その他が女性という感じで
す。若者はほとんどいません。
20分くらいまえに教室に到着。一応問題集で間違えたところを再度
チェック。他の人もいろいろなテキストを参照しています。
10時から用紙の配布などがあり、10時10分から試験開始であり
ます。
問題はすなおな問題です。ただ、一問だけすごく悩むものがあったの
でしょうかいします。


『次の症状が現れた労働者が受診する診療科として、最も不適切なも
のを1つだけ選び、解答用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。
「会議中に突然激しい頭痛が生じ、その後手足に力が入らなくなった。
会議の内容が頭に入らない。もう死ぬのではないかと考えてしまう。」
① 救急病院
② 脳外科
③ 神経内科
④ 精神神経科

まず、どう考えても神経の問題ですから、③と④を受診するのは当然
のような気がします。ただ、そのあとの2つで迷ってしまいました。
救急病院にいくようなことではないと思いますし、脳外科は脳の手術
というイメージが強くちっと違うんではないかと思ったのであります。

でもよく考えるとこの問題の場合頭痛が生じているのですから、どっ
か血管がつまっているかもしれないので、脳外科にいくのも必要なきがします。
また、死ぬかもしれないと思っているのですから救急といえば救急で
しょう。それに精神科の救急病院というのも聞いたことがあります。
ということで、私の結論としては、どれもOKだと思ったのでありま
すが、古の司法試験短答式と違ってゼロ解答というのはないので、し
ょうがなく、②に丸をしたのであります。①かもしれないと最後まで
悩みましたが・・・。

とかえって平和に復習をしていると、ニュースで
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20090315/20090315-
00000006-jnn-pol.html
を発見。
要するに自民党笹川総務会長が「今学校の先生でも、うつ病で休業し
ている先生たくさんいらっしゃるでしょ。国会議員の中には一人
もいませんよ。そんな気が弱かったらつとまりませんから」
といったのである。つまりは、うつ病=本人が弱いからなる
という認識なのであります。
これをいっていてもなんら解決になりません。うつ病が発生するのは
職場の環境がストレスフルなものだからで、コミュニケーションを活
性化するとか、仕事の内容を見直すとかシステム的な解決策をとらね
ば本質的な解決にはならないわけです。
たとえば、昔の建築現場みたいに石綿の粉じんがとびかっている職場
があって肺をやられても、「本人の肺が弱いからそうなるんだ」とい
うのでしょうか。粉じんがとばないようなかわりの建築材料を使うと
かなんか解決策を考えねばなりません。
だいたい、うつ病の人に、「お前の気が弱いからうつ病になったんだ」
といったらさらに具合が悪くなるでしょう。

この笹川氏という方は、よくこういった思いやりのない発言をしてい
るような気がします。この方の父君の笹川良一氏はいろいろ毀誉褒貶
の激しい人ではありましたが、ハンセン病の撲滅とか社会福祉に財産
を拠出したという事実は立派なものだとわたくしは思っています(その
お金がどこから出ているかは別として・・・)

だいたい「人類みな兄弟」なのですから、うつ病の方も兄弟なわけで
す。兄弟に「お前のこころが弱いからうつ病になったんだ」とでもい
うのでしょうか。非人道的な対応といわざるをえません。
提案ですが、国会議員もメンタルヘルス検定を受けたらどうでしょう
か。