冬休みに読む本パート2

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ということで、昨日の続き。最近出た本を今日本屋で発見したのである。
これは、読まずんばあらずという感じなのである。

その名も「大平正芳」という本である。
大平総理というと「あーうー」で有名な人であるが、政界一の良識人として知られた人である。
読書家として知られ、政治、経済はいうにおよばず、歴史、哲学にいたるまで幅広い分野の教養を身につけておられて。同じ宏池会の流れでも誰かとは大違いである。
しかも、この大平総理という人は、クリスチャンである。酒をのまなかったのである。政治家のなかには、日頃は、普通でも酒を飲むとからんだりする人が多いものである。酒を飲まないというだけで私など人格者として尊敬してしまうのである。
当然のことながら、神楽坂あたりに愛人がいるようなこともない。

大平総理の場合、人格者というだけでなく、いまの自民党のいしずえをつくるようなことをしているのである。

総合安保構想という形での日米外交の展開、大型間接税構想をうちあげたりしたこともあった(そのせいで選挙でぼろまけしたが・・・)。

まだ読んでいる途中なのだが、本書は、大平総理の生まれから、さかのぼって、政治家、官僚としての事績がまとめられているのである。

いまの政治家にぜひよんでほしい本なのである。