あー。房総横断鉄道。

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7月21日の経路。
乗車11 大原‐上総中野 13時51分~14時41分 いすみ鉄道
乗車12 上総中野‐五井 15時1分~16時12分 小湊鉄道
(以下、略)

ということで、銚子でのんびり観光といくのも面白いのだが、私にとっては、鉄道にのることが目的。
ほんで、千葉でどうしても乗っておきたい電車があるのである。
それが、いすみ鉄道小湊鉄道


昔から不思議だったのが、小湊鉄道いすみ鉄道内房側(東京湾側)の五井から内陸の上総中野までは、小湊鉄道。上総中野から外房側(太平洋側)の大原まではいすみ鉄道という構成になっている。なんで一本にしなかったのだろうか。直通列車もないし。そもそも、上総中野って無人駅でまわりにそんなに家もないし、なんで、房総半島の両側からここまで線路をひっぱったのだろうか。結構不思議であった。最近、いろいろと鉄道の歴史を調べると、そもそも、いすみ鉄道は、元の国鉄木原線が第三セクターになったもの。旧国鉄は、大原からずうっと線路を引いて、久留里線とドッキングして木更津に直通の列車を走らそうという計画であったらしい。だから、木更津の木と大原の原で木原線。
小湊鉄道は、小湊鉄道で、五井から房総半島を横断し、外房側の安房小湊まで線路を引っ張るはずであった。だから、いまはぜんぜん小湊と関係ないのに小湊鉄道という名前。
ところが、途中で両方とも力尽き、上総中野から先の部分は線路ができなかった。そういう悲しい話があるわけである。Xという字を書こうと思ったが下半分がかけなくて、Vという字になってしまったという話。
文章だけではイメージングしにくいので、http://www.kominato.co.jp/company/map.htmlをご参照ください。
とくに、いすみ鉄道のほうは、経営が難しいらしく、社長が千葉のバス会社の人に交代したり、いろいろ策をねっているらしいが、2008年、2009年と2年間たっても経営状態が改善しなければ、場合によっては廃止も検討されるとのこと。なんとかがんばってほしい。

大原での乗り換えも1時間弱まち時間が。町に出て本屋へ。雑誌とかを買う。列車は黄色い列車。乗り込んでみると、態度の悪い高校生が席に寝そべっている。ただすいているので、別に迷惑をかけているわけではないが・・・。乗っている人は高校生以外は、みんなカメラをもった列車を撮影目的で来た人々。一応車窓をちゃんと見ようとおもっていたが途中で眠くなり、おきたら終点上総中野。ここで、降りるとき気づいたことが。どこで買ったのがしらんが、私の前におりようとする人は、「房総横断乗車券1600円」というのをもっている。それで、大原から、五井までいけるらしい。そうすると、それぞれ乗車券を買うよりも390円お得である。私は、車掌さんにいった。「横断乗車券売ってください」。車掌さん「いやー。これって、途中の大多喜の駅でしか売ってないんですよ。大多喜の駅につく前に前もっていっとけば、売れるんですけどね・・・」ようするに事前に車掌さんを通じて大多喜駅に予約をせんといかんらしい。あー。もったいない。390円の損害。しょうがなく、定額を払う。上総中野では、みんな撮影活動にせいをだす。小湊鉄道の列車は赤いツートンカラー。多少おなかが減ったのでパンでも食べようかと思ったが当然のことながら、駅周辺にコンビニなどはなかった。しょうがなく五井までは待つことにする。
小湊鉄道も基本的には山の中をひたすら通る。上総中野の隣の養老渓谷でいっぱいハイカーらしい人が乗ってくる。列車の中はいっぱいに。もうこの時間になると、疲れのあまり途中で寝てしまう。
あまりもおなかがへったので、五井でなにか食べようと思い、改札を出る。結構いろいろ店がある。ようやく、都市に戻ってきた感じだ。「まぐろ居酒屋」というところで、魚を食す。帰りは、いっきょに、快速で新川崎まで。行きは、「帰りは同じルートをたどらず、どうせなら、蘇我から京葉線にのって、東京から中央線で立川までいって、朝と反対の方向で南武線を溝ノ口までかえる」という計画もありましたが、さすがに疲れてしまい・・・。ということで、次回は、埼玉方面の電車にのりにいく予定であります。