「夏の炎」梁石日

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ということで、たまの小説ネタ・・・・。

そろそろ今年も8月15日がきますが、韓国では、日本から解放されたということで光復節として祝っているそうです。

1974年の式典で、式典に潜入した在日韓国人が大統領の夫人を射殺するという事件がおこったのです。しかもその拳銃は大阪のある派出所から盗まれたものでした・・・・。
この小説は、その事件をモデルに、その事件の犯人をモデルとした青年が主人公で、当時の政治状況から、在日社会の動きといいったものも細かく描き出している小説です・・・・。
まー、こういったテロ行為というのは全然支持できないのですが、当時は民主化勢力からすると頼みのつなだった金大中さんが、例の金大中事件で軟禁されていたり、絶望的な状況がいろいろあったようです・・・・。

事件では、大統領夫人とともに流れ弾にあたった女子高生も亡くなったそうです。
のちにこの事件の犯人は韓国で死刑になってしまいます・・・・・。

亡くなられたかたのご冥福をお祈りしつつ今日はまう寝ます。